炭混合施肥によるサトウキビ農家の収入1,5倍増プロジェクト
炭混合施肥によるサトウキビ農家の収入1,5倍増プロジェクト
奄美大島の平地は、島の北部笠利町に大きく広がっている。
したがって、サトウキビもこの地域での生産が多く、製糖工場もここにある。
薩摩藩時代の代官所がこの地にあったのもサトウキビによるところが大きいと思う。
ところでこの基幹作物は、連作障害がなく毎年切れ目なく栽培されているが、
その収穫量は、機械化された今日、かつて程の勢いがない。
面積ありの収穫量は、かつての半分ほどになっている。
就農者の高齢化と共に
農家の収入低減が問題になっている。
最近の干ばつや病害虫、強力な台風の直撃もあいまって島の経済に打撃を与えている。
収穫量の低下は、地力の低下によるものと言われており
また、かと言って、畑を暫く休耕する経済的余力のある農家も少なく
そこに行政でも画期的政策が打てない状況が続いている。
(株)田中組は、島の建設現場などから出る廃木や廃材木のリサイクルで炭を生産しており、今回この炭を利用してサトウキビ畑の地力を上げる研究に挑戦している。
実証試験圃場においては、周辺のサトウキビより1,3倍ほどに成長しており効果が期待されている。
しかもこの栽培方法は、施肥方法を少し変えるだけであり、
コストも従来と同程度である。
問題は、なかなか農家に興味を持ってもらえないことである。
そこで、当NPOでは、この栽培方法を普及させるべく計画を策定中です。
これはすなわち、即、農家の収入1,5倍を目指す
島の経済活性化策と確信しています。
計画の概要は、笠利地域において、
10件ほどの実証試験農家を募集し
この混合元肥を無償提供し施肥していただき
当NPOにおいて追跡調査するものです。
正式の募集は後日発表しますが、お問い合わせは下記で受け付けます。
090-9577-4175 高井