里海再生実証試験・継続2
里海再生実証試験・継続2
海への赤土の流入を防ぐために今度は、沈殿池の有効性を確認する。
土嚢袋に砂をつめて取り外し可能な小さな堰で沈殿地を作る。
大雨だとオーバーフローし、通常の雨だと雨水は地下浸透して、赤土が残りそれを掃除する仕組みです。
掃除面積も小さくなります。
簡単に取り除ける土嚢袋で、沈殿池を形成
予想通り通常の雨は、地下浸透
大雨の様子 赤土掃除のためかあまり濁ってない
雨が止み流れがなくなると沈殿する
雨水が地下浸透し乾燥したら沈殿物を掃除する
浜も掃除しておく。以前示したように浜の掃除をしないと潮と風向きの関係でゴミが川に流れ込む。
大雨からまもなく大潮になり、風はそれほど強い川と逆向きの風向きではなかったが、あの赤土の混じった泡が川に押し込まれてきた。
この時には既に土嚢袋は取り除き、ゴミはなるべく奥に溜まる様にした。
これも乾いたら掃除をする。泡だけだと大した量にはならない。
このように自然の力を利用しながら適宜作業を行えば作業は楽になる。
沈殿池は、有効で、この地域の歴史を振り返ると、この湾に流れ込む川の河口近くは、沼地が広がっていたようである。
約半世紀にわたる開発が、赤土を海へ流し、この湾の最深部から徐々に溜まってきたと考えて良い。
2月も終盤大雨が降り、同様の作業を行った。次の大雨が降る前にやらなければならない。
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