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サトウキビ農家の収入アップと持続可能プロジェクト

サトウキビ農家の収入アップと持続可能プロジェクト

奄美大島の平地は、島の北部笠利町に大きく広がっている。
したがって、サトウキビもこの地域での生産が多く、製糖工場もここにある。
薩摩藩時代の代官所がこの地にあったのもサトウキビによるところが大きいと思う。

ところでこの基幹作物は、連作障害がなく毎年切れ目なく栽培されているが、
その収穫量は、機械化された今日、
かつての人力頼りの頃の勢いがない。
面積あたりの収穫量は、かつての半分ほどになっている。
就農者の高齢化と
農家の収入低減が問題になっている。
このことは、後継者問題に直結する。

最近の干ばつや病害虫、強力な台風の直撃もあいまって島の経済に打撃を与えている。

収穫量の低下は、地力の低下によるものと言われており
また、かと言って、畑を暫く休耕する経済的余力のある農家も少なく
そこに行政でも画期的政策が打てない状況が続いている。

なによりも 今問題となっているのは
大雨時にサトウキビ畑から流れ出る泥水の海への流入である。
いわゆる 赤土問題である。

農業の持続性と 豊かな里海の再生の両立を図らなければならない。

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