島の未来のための活動 支援者募集

NPOに至るまで

NPOに至るまで 

奄美海族塾の活動

最近、地球環境、特に気候の変動が問題になってきましたが、海に関するサービスを生業としている人たちの間ではすでに1980年代には議論されておりましたが海中の問題が世界的であるにもかかわらず全地球的問題として一般社会には取り上げられるのは最近のことです。
マリンサービスの先駆けから30年余、かつてのサンゴ礁に覆われた海は、子供でも魚が100匹はつれる海でした。その頃、確かに島は、所得は低かったし、不便でしたが、豊かな海が生活を支えていたことは間違いない。あの頃から40年余り経ち海の変化は、リーフの外海側や一部のインナーリーフを除き壊滅的です。
自分ではどうにもならない現実に悩んでいましたが、小さくても活動を始めることにして、10年は経過しました。
「実践するから次が見えてくる」の連続です。インターネットの進歩はありがたい限りです。
以下は、きっかけとなった小学校の授業の様子です。今でも続いています。
小学校の総合学習 低学年 海岸清掃
海に親しみ、海とマリンスポーツを学び、環境について学ぶことがテーマです。
画像の説明

海の力でCO2削減

近年の気象が、異常気象と言われるようになり、環境変化が注目されるようになりました。異常気象は恒常化し地球規模での問題として捉われる様になりました。

特に地球温暖化が問題になっており、その原因が主に排出されるCO2といわれています。

CO2は、海への溶解や植物の光合成、また海中におけるサンゴ礁や海藻類の光合成で吸収されてきましたが、近年、光合成の役割を果たす森林や海藻やサンゴ礁が急速に地球上から消えています。排出量は、世界の人口増加にともなう呼吸排出はもとより世界各国の産業の発展や軍事で加速度的に増加しています。このような状況下、日本のCO2回収技術は、食品衛生基準をもクリアする世界最高レベルの高効率の技術が開発されてきました。

一方海中におけるエアー(ガス)供給技術は、マリンレジャーの普及と共に発展し海底居住研究やミニボトル(200ccタンク)によるダイビングを可能にしてきました。
マイクロバブルの利用は、その研究開発の延長にあり、産業所有権:特開2006-320675 取得されています。

「マイクロガスを用いた食物連鎖によるCO2削減システム」は私共が平成15年に提案しシステム研究をしてきたものです。今回その装置開発が奄美市の補助を受けて実現いたしました。

狙いは、CO2の消費を増やすことにあります。現在工業用、飲料用として利用されていますがその量はわずかです。これを大幅に増やすために一般消費者が参加できる効率的方法の検討の結果、この食物連鎖方式に至りました。

海藻たとえばホンダワラの群落は、熱帯雨林並みのCO2吸収効率があり、ウニは、大食でホンダワラが好物であることも各地の水産試験場などで確認されている。

このウニを特産品として、消費者に届けることができれば、CO2削減の連鎖ができることになります。本事業は、そのための基本装置の開発と実証になります。
養殖実験の海藻投入から約1年経ち実証試験の成果がほぼ確定しましたので報告いたします。

提案事業のテーマ
(1)ウニの餌となる海藻のマイクロバブルCO2供給養殖装置開発
同時に事業化のために以下のテーマが検討課題になります。
(2)同養殖方法におけるウニの食味試験
(3)同養殖方法の事業化の可能性の検討
(4)販売方法の特化の検討  

以上、報告書から・・・ 報告書へ

CO2削減策

「美しい地球とやさしい自然を子供たちへ」 大人の責任です。
国の責任にしていられないのです。国の取組みや世界の変化はもう待てないのです。
  
CO2の排出量の削減は当然で、これからは、積極的にCO2を消費しなければならないと考えました。
しかも誰もが参加できること、私共は、消費者が参加できる、取組み易い方法を考えました。ダイビングガイドをしながら、死滅していくサンゴに何度も廃業を考えたのですが、気がづいたら始めなければ罪だと思い研究し辿り着いた方法です。

それは CO2の食物連鎖

1 水槽において海藻を養殖
2 海藻の光合成に必要なCO2は、海水へマイクロバブルで溶かし込む。海藻は、陸上植物より、CO2の吸収がよい。この方法で成長が促進される。
3 その海藻でウニを養殖する。海藻は、ウニの大好物であり、美味しいウニは、海藻をたくさん食べている。
4 海藻やウニを人が食する。海藻は、多くは食べられなくても低価格の養殖ウニなら、現在よりはるかに多く食べてもらえる。つまり、CO2を大量に吸収した海藻を・たくさん食べたウニを・いっぱい人が食べる。という食物連鎖でCO2削減
5 海藻を磯やけの海へ定着させることでもCO2削減。

工場の煙突から、かつて煙の灰を除去したようにCO2もエタノールアミンによって、抜き出す技術は既にある。

日本の技術は、世界をリードしその純度は食品衛生基準をクリアしている。

問題は、大量にCO2を固定・消費する仕組みなのである。

大量消費が見込めたら、ボンベに詰めて販売されるだろう。
※水槽での養殖は、自然環境への負担がない。
※CO2はマイクロバブルによって完全に海水へ溶け込み大気中へ は放出されない。
※ウニは、ホンダワラなど海草の大食漢であるため、CO2の固定 に有効である。
※モズクやウニなどを人がたくさん食することによって大気中へ放出されていたCO2が減少するのである。また、この海草は、飼料などへ利用すればさらに効果が期待できる。
ビジネス化によって、この流れは加速していく。

これによって、CO2は減少していく。このビジネスが世界に広がることによって温暖化を止められると考えている。

2012現在、ウニ養殖よりも、この海藻を使ったバイオエタノールが効果が大きく、大手が参入し実現が近そうである。

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